2018年7月24日火曜日

子どもの文章力を伸ばすには夏休みが最適②実践編1

こんにちは。

リサです。

前回の子どもの文章力を伸ばすには夏休みが最適①

では、作文の練習には文通がおすすめという内容の記事を書かせていただき

ました。

思いのほか沢山の方々が読んで下さって、

男の子育児の注目記事で1位をいただくことができました。

読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。


いよいよ本日は具体的に

 どのような方法で練習するのか STEP1

を書きたいと思います。

目次
  • いきなり便箋には書かない
  •  下書きは2段階で
  • まとめ



      いきなり便箋には書かない


考えがまとまらないうちに便箋に書いても、結局全部消して書き直すことに

なってしまいます。

何を書いたら良いかもわからないのに、

いきなり文章が書けるはずはありませんよね。

すると当然書いては消し書いては消しすることになります。

子どもって筆圧が強いし消しゴムも上手に使えないので

どんどん便箋が汚くなっていきます。原稿用紙でも同じです。

書き直しは子どもも親もストレスがたまるし、消しくずで部屋も汚れるし、

良いことは一つもありません。



ですからまずは裏紙でもノートでもなんでも良いので、下書きをします



     下書きは2段階で



下書きの仕方にもコツがあるのです。


普段から作文や手紙を書く前にまず下書きをさせているという方は

いらっしゃると思いますが、多くの方は用意した裏紙などに

いきなり文章を書かせているのではないでしょうか。

これではいきなり便箋に書くのとあまり変わりません。

便箋が無駄にならないというくらいです。



下書きは2段階に分けて行います。

  1. お母さんがインタビューをする。
  2. 文章に組み立てる


テーマを決める


まずはテーマを決めます。

いきなり「おばあちゃんにお手紙書きましょう」と言っても

子どもは何を書いたら良いのかわからないので、テーマを決めます。

どこかへお出かけをしたとか、水泳の検定に受かったとか落ちたとか、

なんでもかまいません。お子さんの書きやすそうなテーマを一緒に考えてあげましょう。

 

お母さんがインタビュアーになる


例えば、水泳の検定に受かったことについて書くとしたら、

「検定に受かった」が一番書きたいことだと思いますが、それだけでは、

「今日水泳の検定がありました。何級に受かりました。嬉しかったです。」

で終わってしまいます。

そこで、その話題を膨らませる情報をお母さんが

インタビューして聞き出してあげましょう。



例えば
  • 検定の内容は?
  • 泳ぐ前はどんな気持ちだった?
  • 自信はあった?
  • 泳いでいる時の気持ちは?苦しかった?余裕だった?
  • ゴールに付いたとき、受かったと思った?落ちたと思った?
  • 受かった時はどんな気持ちだった?
  • 先生には何か言われた?
  • 次の目標は? 
という具合です。



徹子の部屋の徹子さんになったつもりで、

お子さんの記憶や気持ちを引き出してあげて下さい。

いきなり文章を書きなさいと言っても全く筆が進まないお子さんも、

お母さんと会話しながらなら沢山話してくれますよね。



はじめは

「今日水泳の検定がありました。何級に受かりました。嬉しかったです。」

しか書けないと思ったのに、

実はこんなに沢山書くことがあったんだ

ということを、お子さん自身も気づくと思います。



本当はお母さんが質問を書いてその下か横にお子さんが答えを書いていくの

が良いのですが、字を書くことも苦痛な子の場合、

お母さんが聞き書きしてあげても良いと思います。



 組み立てて文章にする 


インタビューでネタを聞き出したら、今度はそれをまとめていきます。

下準備をしっかりしているので、あとは簡単だと思います。

まだお子さん一人でまとめるのは難しいと思いますので、

文章のまとめ方、接続詞の使い方など、

お母さんがアドバイスをしてあげましょう。

最終的にほどんどお母さんの文章になってしまうかもしれませんが、

それでもいいのです。



文章の書き方って「本を沢山読みなさい」と言われるくらいで

具体的に教えてもらう機会はほとんどないんですよね。

小学校で作文の書き方は習いますが、原稿用紙の使い方などが主ですよね。

でも、絵を勉強する人は模写をしますよね。

バレエなども先生の動きをお手本にして真似しますよね。

ピアノだって先生が手取り足取り教えて下さいますよね。



ですから作文も、はじめは子どもが書いたのだかお母さんが

書いたのを清書しただけなのだかわからないという状態でも良いのです。

一緒に考えて文を作っていくということが大事なのです。

これをやっていると、

自分にも作文が書けるという自信が付きますし、

繰り返し練習することで、

そのうちに自分でテーマを膨らませることが

できるようになってきます。



そうしたら次のステップに進んで、一人で書く練習をしていきます。



     まとめ


ここまで読んで、こんな過保護なやり方では意味がないと思われた方も

いらっしゃるかもしれませんね。

でも、お子さんが自転車に乗れるようになった時の事を思い出して下さい。

はじめは補助輪付きの自転車に乗っていますよね。

それに慣れたら補助輪を外してお父さんやお母さんが後ろを抑えてあげて、

バランスが取れるようになったら少しずつ手を放す時間を長くして、

やっと一人で乗れるようになったのではないでしょうか?

 

作文も同じで、はじめから一人で書ける子もいるかもしれませんが、

ほとんどの子はできないのが現実です。

ですから、

子どもには自分で書いているつもりにさせつつ

全面的にお母さんが手伝ってあげて、

できるようになってきたら少しずつ

手を離して独り立ちさせてあげる

のです。



でも、それをするのは結構大変ですよね。

お母さんが付きっきりで見てあげるのが理想ではありますが、

働いていたり小さい兄弟がいたりで難しいというご家庭もあると思います。

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お母さん塾をされる方にも参考になると思います。



次回は実践編2、どのようにして独り立ちさせるかを書きたいと思います。


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